タイは若いうちに行け|タイが外国人旅行者の受け入れを本格的に再開 プーケットの今は?

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 東南アジアで日本人観光客から人気ナンバー1のタイは、11月から日本を含む多くの国と地域からの旅行者の隔離を条件付きで免除しました。今後行きやすくなるビーチリゾートのプーケットや世界遺産としても名高い古都アユタヤは、今どうなっているのでしょうか。

日本人に人気のリゾート、タイのプーケット。コロナ前は、年間1000万人以上の外国人観光客が訪れていましたが、メインのビーチはいま…

記者:
少しずつ戻ってきているとはいえ、以前の賑わいとはほど遠い状況です。ビーチではマスクをしていない人がほとんどのようです。

観光業がGDPの2割を占める主要産業だったタイでは、11月1日から日本を含む63の国と地域からの旅行者は隔離が免除されることになりました。

プーケット観光の目玉の一つ、離島ツアーの様子はというと…

タイでは、新型コロナの1日あたりの感染者が約8000人で、人が多い場所ではマスクの着用が義務づけられています。

ボートで1時間半ほど沖合へ。島に到着しました。

目の前に広がる水平線。

巨大な岩が積み上がった斜面を、登っていきます。

記者:
タイではよく目にするんですが、オオトカゲが。ちょっと怖いですが、自然の豊かさを感じますね。

ツアーガイド:コロナで観光客が減って、砂浜がきれいになったよ。環境が回復したんだ。海もきれいだよ。

その透明度の高さから、世界的にも有名なダイビングスポットにもなっています。
運が良ければ、ウミガメに遭遇することもあるそうです。

国立公園として保護されているこのシミラン諸島に行くことができるのは、11月から5月上旬までの乾季の間だけです。

プーケットで有数のナイトスポットは、今どうなっているのでしょうか?

記者:
1年前と比べるとかなり人が戻ってきています。

レストランではお酒を飲むことが可能で、11月からは営業時間も夜11時までOKに。
一方、バーやナイトクラブは本来なら営業できないはずなのですが…

記者:
実はまだバーの営業は禁止されたままなんですが、ご覧の通り多くの店が開けています。これはレストランだという名目で開けているということです。

ただ、夜通し飲み明かせるようになるのは、まだまだ先になりそうです。

■日本からの入国に必要なモノ

日本人はタイの入国で隔離が免除されますが、いくつか条件もあります。

まず、▼ワクチン接種を完了していること。日本で受けた接種証明の画像データを提出する必要があります。

次に、▼出発前72時間以内のPCR検査で陰性が確認されていなければなりません。

さらに、タイに到着してからも…

記者:
海外からの入国者は到着後、すぐにPCRテストを受ける必要があります。

▼空港でPCR検査を受け、結果が出るまで半日から1日は、ホテルの部屋から出ることはできません。

もう1か所、タイで人気の観光地といえば…

バンコクから車で1時間ほどの場所にある世界遺産の「アユタヤ」です。
2021年春からの感染拡大でアユタヤの遺跡群も閉鎖されていましたが、10月からは入場を再開しました。

記者:
簡単な体温チェックはありますが、ワクチン接種の証明などを求められることはありません。

遺跡では、一度に入場できる人数が50人まで制限されていますが…

記者:
ほとんど人がいないですね。

実際は、制限が必要ないくらい来場者が少ないようです。
世界遺産をこんなにゆったり楽しめるのは、今だけかもしれません。

コロナ前は、日本人観光客が9割を占めていたというのが…

記者:
ゾウの餌やりスポットです。地元の人が遊びに来ているようです。

ゾウ園のオーナー:
再開して1か月ほどですが、収入は少ないです。タイ人の来場者は餌をやったり写真を撮ったりするだけ。日本人など海外の観光客は、ゾウに乗って記念写真を撮りたがるので売り上げは大きくなります。

観光再開に踏み切ったタイ。スタートダッシュで世界の旅行者を呼び込もうとしています。
新型コロナで打撃を受け続けてきた観光業界からは、大きな期待が寄せられています。(04日23:13)