タイ料理の食事マナー
庶民的なレストランや屋台などでは特に厳しいマナーといったマナーはありません。
マナーを気にするよりはお店のスタッフや隣のタイ人と仲良く楽しい食事をすることの方が重要だと思います。
とはいえ、お行儀が悪いとみられる食べ方をしないのは最低限のマナーです。
日本では当たり前ですがタイでは「お行儀が悪い」という所作があります。
器を持ち上げてはいけません
私達が一番やりがちなマナー違反かもしれません。
日本ではご飯や味噌汁などお椀を持ち上げて食べるのは普通ですが、タイ料理では器を手で持ち上げてはいけません。
どんな料理でも器は置いたままでスプーンやフォーク、スープやレンゲなどで頂きます。
食べ物をフォークに刺して食べてはいけません
タイではスプーンとフォーク、箸、レンゲを使って食事をします。
麺類は箸とレンゲを使って食べます。
ご飯と惣菜を食べる時はスプーンとフォークで食べるとタイ旅行気分が盛り上がります。
片手にスプーン片手にフォークを鉛筆を持つように持ち、フォークで補助しながらスプーンに食材をのせて口の運びます。
フォークはスプーンに食材をのせる手助けに使ったり、スプーンのヘリで食材を切るとき押さえるのに使います。
お刺身を箸で刺さないのと同様フォークで食べ物を刺して食べてはいけません。
フォークで食べ物を刺すのはお子様だけです。
麺類はすすってはいけません
汁麺などは音を立てて麺をすするのはNGです。
汁入りの麺類は、お箸とレンゲをそれぞれ持ち、箸で麺をとりあげたらレンゲにのせ口に運ぶとスマートです。
お箸でつまんだ麺をそのまま口に入れても良いのですが、音を立ててすすってはいけません。
パッタイなど焼きそばは、スプーンのヘリで麺を適当な長さに麺を切りフォークで補助しながらスプーンにのせて食べます。
大きな魚や肉などは、かぶりついてはいけません
高級なタイレストランに行くなら知っておきたいマナーとして、かぶりつくのはNGです。
家族や友達と自宅で食事をする時は、かぶりつくこともありますが、高級レストランなど知らない人がいる場所ではNGです。
ケンタッキーフライドチキンにかぶりつくのはお行儀が悪い行為です。
フォークで押さえながらスプーンのヘリをナイフのように使って身を小さくしてスプーンにのせて頂きます。
もち米の「カオニャオ」は手を使ってOK
タイ料理では手食文化も残っています。
カオニャオ(もち米)は手で取って丸めてから惣菜につけて一緒に口に運びます。
カオニャオだけの時も手で食べます。
ただ手についたものを、舌でなめたりはしません。
抵抗がある人はスプーンでとって食べましょう。
卓上調味料があれば自分でカスタマイズする
卓上に調味料(粉唐辛子、酢、ナンプラー、砂糖など)が置かれているお店があります。
もし味が足りない時は自分好みに調味しましょう。
コックさんに失礼には当たりません。
スプーンとフォークの使い方
タイ料理屋さんではスプーンとフォークが用意されています。
スプーンとフォークの使い方を知っておくとタイ旅行の食事がより楽しくなるでしょう。
是非、タイ人の食べ方で食べてみてください、味が一段美味しくなります。
家族や友達など複数の人と食事をシェアする時は、まず自分の取り皿にご飯をとります。
食べたいおかずをちょっとずつ取ります。
利き手で鉛筆を持つようにスプーンを持ち、もう一方の手にフォークを持ちますます。
フォークで補助しながらスプーンにおかずを乗せます。
大きなおかずはスプーンのヘリをナイフ代わりにして小さく切ります。
スープ料理はご飯にかけても良いのですが、小さなお椀に取り分けた時はお椀を持ちあげ口をつけて味噌汁のように飲むのは控えましょう。
箸が欲しい時はタイ語で「コー タキアップ カー(クラップ)|ขอตะเกียบครับ」と言うと出してくれるでしょう。
- コー|ขอ|ほしい
- タッキアップ|ตะเกียบ|箸
- クラップ|ครับ|です
- チョーン|ช้อน|スプーン
- ソーム|ส้อม|フォーク
- ヂャーン|จาน|皿
- トヮイ|ถ้วย|お椀
- ゲーオ|แก้ว|グラス
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